A子という女
日が経ち、そして慣れてくると共に増してゆくA子さんへの怒りと不信感。
私は望んで扶養内パートとして働いているので給料面のことをとやかく言うつもりはありませんが、なぜみんなより仕事をしていないお前が1番いい給料をもらっているんだ?
上司は本社で工場のリーダーはA子さん。こちらのことは本社は何も知らずむしろ八方美人なA子さんを仕事が出来る人間だと思っているはずです。
電話口では「もー、○○部長の頼みだったらいいですよ!今回だけですからね!またお土産送ってくださいよ!」
電話を切り「ほんとに腹立つ!いつも急に言いやがって!」
そして作るのは私達。理不尽の極み
お客様からのサンプル依頼や新メニューの作成もA子さんは全て引き受け全て丸投げします。
以前は「今の作業で手一杯なので…」と断っていたらしいのですが、調理経験のある私が入社したということでまんまと生贄になりました。
作業がなくB子さんC子さんがお休みの日も私はサンプル作成する為に出勤し、A子さんは事務所で優雅にパソコンをポチポチ。
そして社長が本社から来て放った言葉「A子さんも最近は色んな事をどんどん始めてくれて嬉しい!NEW A子さんに変わってくれた!」
ふーん、と思っていたら社長が帰った後にA子さんから「ごめん牛肉ちゃん、サンプルとかあれ全部私がしたことになってた☆社長から褒められたから、私してないですって否定できなくて…☆☆☆」
はひ????????????
なんだか怒るのを通り越して今まで頑張った事が水の泡になった気がして急にやる気スイッチがオフになってしまい、多分その日は白目で仕事をしていたと思います。
他にも、私·B子さん·C子さんは月~金の勤務で、A子さんは出荷や事務作業があるとのことで土曜や日曜もたまに出勤しているらしく、その日の土曜は揚げ物をしなくてはいけませんでした。
「も、もしや誰か出勤しろとか言わないよね……」とビクビクしていましたが、私がするわとA子さんが言いました。
(揚げ物出来るんかい…)と思いながらお願いしますと伝え帰宅。有意義な土日を過ごし月曜日に出勤すると、シンクには揚げ物に使ったバットやタネを練った攪拌機がすり身がカッピカピの状態で放置。
コンロには置き去りの揚げ物鍋。コンロ周りもどうすればこんなに付く?と思うほど油が飛び散りというかもう溜まっている状態。
B子さんも着くや否や「何これ!?もー!」とご立腹。
そこへA子さんが誰よりも遅く出社(毎日)
B子さん「あんたこれどういうことな!」
A子さん「何よ!揚げ物したんだからいいでしょ!?」
B子さん「洗い物だって洗浄機にかけたら終わるのになんでしないの!?」
A子さん「なんで洗い物しなくちゃいけないの?私リーダーよ!?」
私リーダーよ………私リーダーょ…………
へぇ〜
リーダーって洗い物しなくていいんだぁ( ◜ω◝ )