第1の刺客現る
私が入社して1ヶ月後、ある女性が面接に来ました。(何人か来ていましたがA子さんが気に入らず落としていたらしいです)
10年前にこの工場に勤めていたらしく御局リーダーにいじめられて数ヶ月で退社したけれど、今回就活をしていた際に担当者?の名前が変わっていたのであの人いなくなったのか…と戻ることを決意したとのことでした。
40代には見えないかわいらしい方で、面接中も盛り上がっている様子でした。おまけに少しの間とはいえこの工場での経験があり要領も分かっているということで即採用。来週からの勤務ということになりました。
月曜日を迎え作業開始です。
(新しい方はD子さんとします)
経験者とはいえ初めからなんでも出来る人はいません。B子さんC子さんが手とり足とり、私も分かる所は精一杯お伝えしました。
10年前に勤務していたD子さんと約10年目のB子さんは同僚が被っていたこともあり「○○さん覚えとる?」「あー、怖かったですよねー!」などと和気あいあいお仕事されていて、あぁいい人が入ってきてくれてよかった…と思っていました。
そしてお昼になりA子さんが「じゃあD子さん以外はもう帰ろうか」と。
あ、新人が入ったらだいたいこの流れなのか。と納得し帰路につきました。
(後々聞いたらみんなが居るより2人の方が気を遣わなくていいだろうというA子さんなりの優しさらしいです。)
そしてそんな日々が数日続いた頃、お姉さんふたりは昼で上がり、私とD子さんも15時で帰ることになり駐車場に出て「あー、疲れましたね!」と言ったが返事がない。
え、無視されたのでございますかわたくし!?と振り返るとポロポロ涙を流すD子さん。
何事ぉ!!?!?
急いで駆け寄り「どどどどどどうしたんですか何があったんですかなんでも話してくださいいぃ…!」と言うと一言「……A子さんこわい…苦手…。」
ほう…すごくよく分かります。
それは私もずっとずっとずっと思っていました。
しかし実姉のB子さんに愚痴るのは良くない、C子さんは、のほほんとしていて悪口なんて言う人ではなさそうで私もずっと思いを溜め込んでいました。
旦那が帰るまで2時間ある…
「D子さん、お茶をシバきませんか」
か弱いD子さんの涙…
ワシが救っちゃるけぇのぉ!!!!!!!
次回、牛肉のお悩み相談会。